こわいほん大賞2025

「こわいほん大賞」

 見出し「結果発表」

「こわいほん大賞」は、毎年12月に開催している「図書館員がえらぶ 選書センター大賞」のスピンオフ企画です。 学校図書館では怖い本の人気が高く、選書センターへ来場される司書の方々からも数多くの問い合わせが寄せられることから、今回初めて、怖い本に特化した賞を開催することとなりました。 暑い夏にぴったりな怖い本 92冊がノミネートされ、4つのカテゴリー別に大賞を決定しました。 「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」の4部門の大賞に輝いたのは、以下の通りです。

ぞわぞわ部門:『人間椅子』  江戸川乱歩(著)  ホノジロトヲジ(絵)  立東舎、ひやひや部門:『注文の多い料理店』  宮沢賢治(原作)  スズキコージ(絵)  三起商行、びくっ部門:『こっちをみてる。』  となりそうしち(作)  伊藤潤二(絵)  岩崎書店、どろどろ部門:『二人一組になってください』  木爾チレン(著)  双葉社


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ぞわぞわ部門 大賞


『人間椅子』  江戸川乱歩(著)  ホノジロトヲジ(絵)  立東舎  ISBN 9784845635641  1,800円(税別)  2020年12月

受賞コメント【立東舎 編集担当者様より】   もはや「古典」とも言える江戸川乱歩の『人間椅子』ですが、この本にはホノジロトヲジさんによるイラストがたくさん収録されています。その美しさに魅了されたり、文章と見比べたり、色々な「ぞわぞわ」を味わってみてください。


第2位『くうきにんげん』  綾辻行人(作)  牧野千穂(絵) 東雅夫(編) 岩崎書店  ISBN 9784265079582  1,500円(税別)  2015年9月 第3位『近畿地方のある場所について』  背筋(著)  KADOKAWA  ISBN 9784047375840  1,300円(税別)  2023年8月


第4位『ラストで君は「まさか!」と言う 学校の怪談』  PHP研究所(編)  PHP研究所  ISBN 9784569881812  1,200円(税別)  2024年8月 第5位『世界のミステリー100図鑑』  トム・アダムス(文)  ヤス・イマムラ(絵)  BL出版  ISBN 9784776411413  4,000円(税別)  2024年9月

ひやひや部門 大賞


『注文の多い料理店』  宮沢賢治(原作)  スズキコージ(絵)  三起商行  ISBN 9784895881067  1,500円(税別)  1988年5月


第2位『猿の手』  ウィリアム・ワイマーク・ジェイコブズ〔ほか〕(原作)  富安陽子(文)  ポプラ社  ISBN 9784591177105  1,400円(税別)  2023年2月 第3位『押絵と旅する男』  江戸川乱歩(原作)  藤田新策(画と文)  あすなろ書房  ISBN 9784751531204  2,300円(税別)  2023年5月


第4位『こっそりどこかに』  軽部武宏(さく)  ロクリン社  ISBN 9784907542979  1,600円(税別)  2022年3月 第5位『あやしの保健室1あなたの心、くださいまし』  染谷果子(作)  HIZGI(絵)  小峰書店  ISBN 9784338305013  1,300円(税別)  2016年9月

びくっ部門 大賞


『こっちをみてる。』  となりそうしち(作)  伊藤潤二(絵) 東雅夫(編) 岩崎書店  ISBN 9784265079599  1,600円(税別)  2024年2月

受賞コメント【岩崎書店 担当編集者・堀内日出登巳様より】   となりそういちさんは、この作品で「怪談えほんコンテスト」大賞を受賞してデビュー。一読したときから「絵はホラー漫画家の伊藤潤二さんに!」と感じた本格的怪異譚です。その念願がかない、最高の一冊となりました。このたびはすてきな賞をありがとうございました。


第2位『かがみのなか』  恩田陸(作)  樋口佳絵(絵) 東雅夫(編) 岩崎書店  ISBN 9784265079568  1,500円(税別)  2014年7月 第3位『エレベーター』  有田奈央(文)  大野隆介(絵)  新日本出版社  ISBN 9784406065177  1,500円(税別)  2021年6月


第4位『みがいてあげる』  ふくべあきひろ(ぶん)  おおのこうへい(え)  教育画劇  ISBN 9784774622750  1,200円(税別)  2023年3月 第5位『シン・世界の超ミステリー 未確認動物UMA超図鑑』  こざきゆう(文)  並木伸一郎(監修)  ポプラ社  ISBN 9784591175989  1,200円(税別)  2024年7月

どろどろ部門 大賞


大賞『二人一組になってください』  木爾チレン(著)  双葉社  ISBN 9784575247688  1,650円(税別)  2024年9月

受賞コメント【著者・木爾チレン様より】  素敵な賞に『二人一組になってください』を選んでいただき、ありがとうございます。どろどろしているのは物語なのか、それとも私の心なのか。書いていてわからなくなることもありますが、デスゲームならではのこわさの奥に、何か心に残るものがあれば、うれしいです。


第2位『変な絵』  雨穴(著)  双葉社  ISBN 9784575245677  1,400円(税別)  2022年10月 第3位『人間標本』  湊かなえ(著)  KADOKAWA  ISBN 9784041142233  1,700円(税別)  2023年12月


第4位『桜の樹の下には』  梶井基次郎(著)  奇烏(絵)  汐文社  ISBN 9784811331546  1,800円(税別)  2025年3月 第5位『まんがで読む四谷怪談・雨月物語』  板坂則子(監修)  上地優歩/カトーナオ/渡まかな(まんが)
  Gakken  ISBN 9784052041952  1,300円(税別)  2015年7月 ※2025年7月ソフトカバー版(1,200円・税別)発売予定


前回の大賞

ぞわぞわ部門
『鬼遊び鬼よぶわらべ歌』
 廣嶋玲子(作)
 おとないちあき(絵)
 小峰書店
 ISBN 9784338330015
 1,200円(税別)
 2019年4月

ひやひや部門
『学校ななふしぎ』
 斉藤洋(文)
 山本孝(絵)
 偕成社
 ISBN 9784033323404
 1,200円(税別)
 2014年7月

びくっ部門
『いるのいないの』
 京極夏彦(作)
 町田尚子(絵)
 東雅夫(編)
 岩崎書店
 ISBN 9784265079537
 1,500円(税別)
 2012年2月

どろどろ部門
『変な家』
 雨穴(著)
 飛鳥新社
 ISBN 9784864108454
 1,273円(税別)
 2021年7月

2024年度の2位以降の結果や、受賞コメントはこちら

見出し「こわいほん大賞とは」

こわいほん大賞の概要説明画像。「もっとこわいほんはないの?」「怖い本を探しています」。選書センターのアンケートに寄せられた声にお応えし、昨年度開始した「こわいほん大賞」。今年も開催決定です!司書の皆様のご投票で、2025年も、とびきり怖い本を決定しましょう。

見出し「ノミネート図書」

ノミネート図書の選定基準の説明画像。
①選書センターのコンシェルジュが選出。
②「こわいほん」が大好きな子たちから、ちょっと苦手な子まで、どの子も読めるように、「すごくこわい」から「ちょっとこわい」まで、幅広くラインナップしています。
③本を読むのが苦手な子のために、図鑑もラインナップしています。

見出し「投票方法」

投票についての説明画像。
参加対象:小学校・中学校 関係者(司書・教員など)、公共図書館 関係者、その他教育機関 関係者
投票期間:2025年5月7日(水)∼6月13日(金)
投票方法:WEB投票フォームよりご投票ください。
選書センターのコンシェルジュが選出した図書を、「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」の4つのカテゴリーに分類。それぞれのカテゴリーで3銘柄まで、おすすめ図書を投票してください。

見出し「投票特典」

投票特典の説明画像。すぐに使っていただける感想カードをご用意!投票していただくと、ダウンロードできる画面へ遷移します。


こわいほん大賞感想カードのサンプル画像。 「タイトル」「書いた人の名前」「出版社」「この本の好きなところ」「なまえ」を書く欄と、「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」の中からどんな気持ちになったか、丸を付ける欄がある。


図書館でのおすすめ展開1つ目の紹介。
①こわいほん大賞ノミネート作品を参考に「こわいほん」を集める(いいな!と思うものがあれば購入する)
②看板をつける
③感想カードを配布する
初夏の「こわいほん準備フェア」開催!

図書館でのおすすめ展開2つ目の紹介。
①投票結果を確認する
②受賞した本を面にして飾る(子どもたちとのコミュニケーションにも◎)
③子どもたちに多く借りられた本も面にして飾る(子どもたちの感想カードのコメントがあるとなお良し)
夏休みの「納涼こわいほんフェア」開催!!

見出し「エントリー図書一覧」

※掲載順は、発売の新しい順です。
※書誌情報は、2025年4月時点の情報を掲載しています。